概要
一般社団法人路上博物館(ろじょうはくぶつかん)は2020年5月18日(国際博物館の日)に設立された非営利法人です。私たちは「博物館はもっと面白い」をビジョンに掲げ、博物館を訪れる人と社会における博物館の両方が今よりももっと面白いものにするための活動を日々行っています。
メンバー紹介
森 健人/MORI Kent
プロフィール
1984年、東京都出身。2007年福井県立大学海洋生物資源学科を卒業、2015年に東京大学大学院理学系研究科を卒業。博士論文のテーマは「比較解剖学的アプローチによるラッコの股関節の可動性と遊泳適応について」。
博士号取得後は博物館自然史標本の3Dモデル化による文化的活用の促進をメインテーマに据えている。2015年から2019年3月まで国立科学博物館動物研究部支援研究員。2019年4月から2020年5月まで同館科学系博物館イノベーションセンター特定非常勤職員。2020年5月から一般社団法人路上博物館を創業し館長兼代表理事に就任、現在に至る。
これまで、写真測量(フォトグラメトリー)による博物館自然史標本の3Dモデル作成実績は200点以上。趣味のコスプレから解剖学の世界に足を踏み入れた。
資格
博士(理学)
3Dプリンタ活用技術検定
日本写真測量学会会員
日本哺乳類学会会員
日本セトロジー研究会会員
齋藤 和輝/SAITO Kazuki
プロフィール
1991年、千葉生まれ神奈川育ち。高校時代に演劇ワークショップと出会い、大学4年間のほとんどをワークショップと演劇を通じた組織開発にささげる。卒業後は築地市場で卸売の会社に就職、その後スタートアップ企業にてウェブマーケティング領域の仕事に従事する。この頃に趣味で森林整備を行っており、チェーンソーの免許を取得する。
再び転職をし、文京区にある新規事業開発を中心にしている企業にて、地方創生プロジェクトを担当。全国の町会・自治会などの地縁コミュニティのキーパーソン開拓を行いウェブメディアの立ち上げをする。この頃、コミュニティナースプロジェクトにも参画し、後にオンラインコミュニティの立ち上げを行う。四度目の転職では都内のシステム開発会社に行き、スマホアプリ開発を中心とした新規事業開発部署に所属する。同時期に路上で標本を展示していた森と出会い意気投合、2020年5月の一般社団法人路上博物館の創業に至る。
路上博物館創業後は千葉県松戸市に拠点を移し、NPO法人まつどNPO協議会と連携した市内の居場所・コミュニティ形成事業を行いながら博物館の外とのパイプを作っている。
竹形 誠司/TAKEGATA Seiji
プロフィール
1964年千葉生まれ。1988年東京理科大学工学部電気工学科卒業、同年有限会社ヴェルテック(現株式会社)を設立し代表に就任(現職)。システム開発とドキュメント制作の2つの領域で仕事をしながら自然言語処理と人工知能について学ぶために筑波大学図書館情報メディア研究科に社会人で入学し博士前期課程を修了(情報学修士)。東日本大震災を期に地域活動に関わるようになり、システムエンジニアの視点で「社会というシステム」のあり方について考えている。著書に「JAVA+MySQL+Tomcatで始めるサーバアプリケーション開発入門」、翻訳書に「C/C++プログラミング実践応用事典」など。
法人情報
法人名 | 一般社団法人路上博物館 |
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英語表記 | The Museum on the Street Association |
館長 | 森健人 |
理事 | 森健人(代表理事)、齋藤和輝(理事)、竹形誠司(理事) |
住所 | 東京都文京区本郷2丁目25−15 宮﨑ビル1階 |
設立 | 2020年5月18日(国際博物館の日) |
路上博物館の展示実績(抜粋)
2018年 旧博物館動物園駅「アナウサギを追いかけて」
2019年 大阪デザイン振興プラザ「動物のからだ展」
2019年 麻布大学いのちの博物館 「3Dプリントレプリカに触れるーフォトグラメトリーの世界ー 」
2019年 国立科学博物館 「大哺乳類展2」シロナガスクジラ全身像
2019年 国立科学博物館 「3万年前の航海徹底再現プロジェクト」丸木船
2020年 国立科学博物館 「ヨシモトコレクションVR」
2020年 国立科学博物館×NTT docomo「ドコモ×国立科学博物館 XRで楽しむ未来の展示」3Dモデル提供
2021年 ミュージアムパーク茨城県自然博物館「化石研究所へようこそ」ステゴロフォドン3Dモデル
2021年 福岡市動物園×福岡市科学館「企画展「はっけん!キリン展」」キリン頭骨・背骨
2022年 大分市3ミュージアム「おおいたの記憶」3Dモデル制作(華南三彩貼花唐草文五耳壷・フランキ砲(国崩し))
2023年 川口市科学館「「チョコレート ~カカオがとどける幸せな世界~」カカオポッド3Dスキャン及び展示用レプリカ制作
2023年 港区立みなと科学館「科学で楽しむ妖怪展」展示物の制作
2023年 千葉中央博物館「よみがえるチバニアン期の古生物」ナウマンゾウ3Dデータ制作
2023年 国立科学博物館「たんけんひろば コンパスVR」バーチャル空間の展示用剥製3Dモデル制作
2023年 我孫子市鳥の博物館「猛禽―タカ・フクロウ・ハヤブサ―」剥製3Dモデル制作
2023年 子ども科学博2023「生命のキセキ」3Dプリントレプリカの展示
2023年 文化庁「子ども霞が関デー」3Dプリントレプリカの展示
研究活動
路上博物館または館長及び理事が行った研究の一部を抜粋して紹介します
3Dモデルによる博物館リソース可搬性の向上(2021年)
キリン首型筋骨格ロボットの項靭帯と弾性関節の改良(2021年)
キリンの首の解剖学知見に基づく筋骨格ロボットの試作と動作試験(2020年)
Functional Morphology of the Enlarged Pharynx and Hyoid Bone of the Shoebill(2014年)
第29回日本霊長類学会・日本哺乳類学会2013年度合同大会自由集会(2)報告 骨格筋研究の未来を語ろう(2013年)
麻布大学第11回学術展示「哺乳類学を垣間見る : 2012年哺乳類学会大会記念展示」(2012年)
闘鶏用を含む直立型ニワトリ品種における筋骨格系の機能形態学的特質(2012年)
受賞歴
メディア掲載
NHK首都圏(ネタドリ)『博物館・美術館が変わる 新たなイベント続々 現場からは危機感の声も…』
PRESIDENT ONLINE『コスプレイヤーが東大博物館に通っていたら……標本にハマった男性が「路上博物館」の“館長”になるまで』
freee出版『ウルトラニッチ 小さな発見から始まるモノづくりのヒント』川内イオ (著)
フジテレビ『News a(2020年12月16日放送)』
テレビ東京の番組『探求の階段』
関西テレビ『世界をちょっとだけ変えるサミット』
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