「企画展に新しい人を呼ぶ方法を学ぶ講座」では、公共・私設問わず日本全国の博物館(動物園や水族館、植物園、美術館等も含みます)で働く方を対象に「企画展を開くときに、今まで来なかった新しい人を呼ぶためにはどうすればいいか?」を学ぶことができます。
博物館法において博物館とは「一般公衆に対して、博物館資料の利用に関し必要な説明、助言、指導等を行い」とあります。そのため、普段は博物館に来ない人にも博物館に来てもらう工夫をすることが重要になります。
本講座では、自治体の総合計画製作や政策評価などをしている方を講師に、企画展に新しい人を呼ぶ方法として4つのテーマを学びます。
この講座で学べる4つのテーマについて
本講座では専門家から以下の4つのテーマを学ぶことができます。いずれも基礎から学べるので、初めて見る言葉や考え方でも問題はありません。
シラバス
当日までに内容がさらにブラッシュアップされる可能性があります
申し込みはこちらからどうぞ
URL:https://forms.gle/66nuiaXnmWZhBUMg9
※後日、講座の詳しいご案内をメールします。
講師紹介
政策支援コンサルタント
細川甚孝氏
プロフィール
秋田県仙北市生まれ。
1999 年以降、農林水産省系列のシンクタンクを皮切りに、様々なコンサルティング/シンクタンクでリサーチャー及びコンサルタントとして、地域 活性化、行政評価、総合計画などの策定支援の業務に従事。2012 年独立。早稲田大学パブリックサービス研究所招聘研究員 (兼任)行政経営フォーラム会員
参加方法について
本講座にはリアル参加とオンライン参加の2種類の参加方法があります。
オンライン参加
Zoomを使って講義とワークショップに参加することができます。課題を提出することで細川氏からのフィードバックを受けることができます。参加される方は事前にZoomアカウント(無料版で可)とGoogleアカウントを取得しておいてください。また、機材やネット環境の影響で一部声が映像や音声が乱れる可能性がある点を予めご了承下さい。
リアル参加オンライン参加のみに変更になりました。
会場に来て、講師の細川氏が行う講義とワークショップに実際に参加することができます。より濃い学びを求める方はぜひリアルの講座にご参加下さい。
講座の概要について
講座日程
1日目 2021年5月15日(土) 午前9時〜12時ごろ
2日目 2021年5月22日(土) 午前9時〜12時ごろ
申込締切
2021年5月10日(月) 23:59
参加費
リアル参加:1万円(税込)
新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けてオンライン参加のみに変更になりました(2021年5月7日追記)
オンライン(Zoom)参加:3,000円(税込)
参加費に関する注意事項
※ 請求書払いが可能です(振込手数料が別途発生します)
※ カリキュラムは2日間の参加が前提の講座になっています
※ 1日だけ参加する場合でも料金は変わりません
定員
リアル参加:5名
新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けてオンライン参加のみに変更になりました(2021年5月7日追記)
オンライン参加:50名
会場
新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けてオンライン参加のみに変更になりました(2021年5月7日追記)
申し込みはこちらからどうぞ
URL:https://forms.gle/66nuiaXnmWZhBUMg9
※後日、講座の詳しいご案内をメールします。
本講座の企画の経緯
博物館に関係する人にとって、博物館が資金不足に苦しんでいる現状は既知のことかと思います。路上博物館は元々、こうした資金不足によって収集できなかった標本があったことや充分な研究ができなかったことを変えたい、という想いによって生まれました。
その第一歩として私たちは、博物館の標本を外に持ち出し、より多くの人に届けることが廻り廻って博物館に資金が届く流れを生み出せるのではないかと考えクラウドファンディングを実施しました。その結果、1ヶ月で約600人の人から760万円を集めることに成功しました。
しかし、これはあくまで一過性のものであり根本的な課題解決にはつながりません。必要なのは、博物館の中で働く人々が意識的に自分たちの博物館の持続可能性を高めるための行動を起こすことにあります。その方法とは一体何なのか、様々な業界の人に話を聞く中で作り上げたのが今回の講座です。
今の博物館の課題は「博物館が好きな人向けに偏りすぎている」ことだと私たちは考えています。こうした人々は決して多くはありません。私たちが路上に出て展示をしても、多くの人は「博物館に久しく行っていない」人ばかりです。でも、この人たちは「博物館を面白がれない」訳ではありません。
この講座の最終目標は、これからの時代の博物館が「博物館に普段行かない人でも行きたいと思う企画展」を作り、来た人が「これは面白い!また来たい!」と思えるような企画展を作れるようになることです。その積み重ねの先に「博物館は大切だ」と思う人が増える未来があります。
今回の講座を作るにあたり講師を依頼した細川氏は、長年自治体や政治家の政策を作る支援をしてきた人物です。博物館に関係する人向けにこの講座を作るには「公共性の高い施設が守るべき点」を熟知していることは必須条件です。その上で「企画を作る方法」を教えられる人物である必要があります。
本講座を通じて博物館が「一部の好きな人のための施設」から「全ての人にとって大切な施設」に変わる道筋を作りたいと考えています。そのため2日間の講座の中身は濃厚なものになりました。その分、参加した人にとって多くのものが得られるものになっています。
昨年度は新型コロナウイルス感染症の影響で多くの博物館の入館料等の収入が減少しました。今年度中に状況が改善するという確証はありません。さらに、多くの財政支出がなされたことはすなわち、どこかの支出が減らされることを意味します。その対象に博物館が含まれない確証はありません。
これまで厳しかった財政問題が、今年度以降はさらに厳しくなる可能性があります。そんな中だからこそ、この講座を通じて、多様な人々に求められる博物館が生まれてほしいと思っています。その結果が博物館の持続可能性が上がることにつながるからです。
申し込みはこちらからどうぞ
URL:https://forms.gle/66nuiaXnmWZhBUMg9
※後日、講座の詳しいご案内をメールします。
注意事項
主催者の都合による講座の中止・延期の場合を除き原則返金は承っておりません
新型コロナウイルス感染症の影響により、内容や日時を変更する可能性があります
体調不良や開催日2週間以内に海外渡航歴がある方のワークショップへの参加はご遠慮ください
消毒や換気などの感染症対策にご協力ください
オンライン視聴は技術的なトラブルによって映像が乱れたり音声が聞こえにくくなるリスクがあることを予めご了承ください
本講座の記録および広報のために写真を撮影する場合がありますので予めご了承ください
駐車場の用意はございません。会場へは公共交通機関を利用してお越しください。
キャンセルについて
・Day1の前日または当日:100%
・Day1開始まで1週間以内:80%
・Day1開始から1週間以上前:なし
2.新しい人にとっての博物館の価値を考えるためのペルソナの作り方
3.新しく来た人がまた来てくれるようにするためのカスタマージャーニーマップの作り方
4.なぜ新しい人々を集める必要があるのか?全国の事例から学ぶこれからの博物館の生き残り方